誰に ” 禁煙日記 (不定期更新)”を読んで欲しいかと聞かれれば、禁煙外来への通院を検討中で費用や成功率を調査していたり、なんか効率の良い禁煙方法を模索しているなど、これから禁煙を始めようと思っている人や、今禁煙をしている人を想像するかもしれません。
確かにそうです。
しかし、非喫煙者には一生理解してもらえないかもしれませんが、喫煙者が禁煙をするということは、ものすごい覚悟のいることであり、禁煙を継続させるにはその覚悟の決め方にポイントがあると思っています。
これは、別に禁煙だけでなく勉強や仕事、ビジネスなど色んなものに応用できるので、このページを訪れた人は最後まで読んで欲しいです。
禁煙の最初のハードル”ニコチン依存”
禁煙をはじめてから2〜3日経過したあたりで、イライラしたり落ち着かなくなって煙草が吸いたて吸いたくてたまらなくなってきます。
そう、これが禁煙を始めた直後に襲ってくる 最初のハードル ” ニコチン依存 ” 体質からニコチンが切れたことに発生する禁断症状

私の過去の禁煙チャレンジのうち大体半分はこの時点で、耐え切れなくなり煙草を吸って禁煙に挫折していました。
まさに今の私はニコチン切れの禁断症状の中、どのように耐えているか実践報告をしていきたいと思います。
煙草が吸いたくなったら「なぜ吸いたいか?」を考える
正直いきなり禁煙はじめても今まで習慣で吸っていたのですから当然、食後や仕事で一息ついたタイミングなど、煙草を無性に吸いたくて吸いたくなります。
むしろなるほうが自然ですよね。
ニコチン依存体質をまず抜く必要がありますから、私はまず「なぜ煙草を吸いたいのか?」「それは煙草じゃなきゃいけないのか?」というのを考えるようにしています。
これは今までの禁煙方法と全く異なる方法で今回から取り入れました。
この煙草を吸うという行動に疑問を持つというのが今回の禁煙方法のキモです。
例えば飛行機の機内では煙草吸いたくても吸えませんよね。
仕事の打ち合わせ場所が禁煙エリアだったら、禁煙エリアを出るまで煙草吸えませんよね。
つまり、人って吸えない状況なら簡単に今は我慢するしかないと諦めて喫煙を控えれることが分かります。
ということは、それの積み重ねをして習慣化させれば良いんじゃないの?と想像できるはずですし、非喫煙者なら普通に”それで本数徐々に減らして禁煙できるでしょ”と思うでしょう。
でも、それは喫煙者にとっては簡単ではありません。
喫煙者は「我慢する終わりが見えるから耐えれるんだよ!」という終わりを意識してただ吸いたい気持ちを押さえているからです。
そういう思考の時は大抵、喫煙できる状況になったら今まで我慢していた煙草を吸うだけではなく、この喫煙が終わった後は自分のタイミングで問題なく吸えるかどうか無意識のうちに意識し、吸えない不安が少しでもあった場合は吸い溜めの行為に走りがちです。
なので闇雲に我慢しても駄目なんです。
そこで、今回私が取り入れてる「なぜ煙草を吸いたいのか?」「それは煙草じゃなきゃいけないのか?」というのを煙草を吸いたくなった時点で考えます。
その時最も重要なのは、『禁煙に成功した未来の自分はこの局面をどう考え乗り越えたのか?』を未来の自分になりきりイメージをしています。
これを目を閉じて深く深呼吸しながら行います。
そうすると、意識がどんどん「煙草を吸いたい」から「未来の自分はどうやってこの煙草を吸いたい感情を押さえたのか?」にシフトしていき、結果として時間の経過とともに煙草を吸いたい意識が薄れ「とりあえず今は吸わなくても良いや」という感覚になります。
それを今積み重ねているという状況です。
正直、「なぜ煙草を吸いたいのか?」という問いに対して、明確な答えはまだ見つかっていません。
ただ言えるのは「とりあえず今は吸わなくても良いや」という煙草を吸いたい気持ちを和らげ、その状態になったタイミングで「よし、この調子で禁煙頑張ろう」で乗り越えて継続しているだけです。
明日の自分は、常に理想の自分であれ
でも煙草を吸いたくなった時、どんなに『禁煙に成功した未来の自分はこの局面をどう考え乗り越えたのか?』と意識をずらしても吸いたくて吸いたくてたまらない時があります。
その状況になった時、私はこう考えています。
今日禁煙に成功した明日の自分に今の煙草を吸いたい気持ち(例:「禁煙中ではあるけれど◯◯という理由で、どうしても煙草を吸わないと今までの自分に軌道修正できないから煙草を吸って良いですか」)を相談します。
これが私が禁煙を通じて極めたいと思っている秘策中の秘策である「Fake it」です。
最近読んだ著書「GACKTの勝ち方」にも同じ意味が書かれています。

物事を途中で諦めてしまうのは、いつも他人の影を追いかけているからだ。オマエが持つ理想の自身の姿を描き常に自分の前に立たせれば諦めることなどない。
GACKTの勝ち方
諦めそうになったとき、理想のオマエは振り返りこう言うだろ。
「そんなもんか?」と。
オマエ自身をナメるな。
常にオマエの前を歩くオマエを追いかけ続けろ。
気がつけばそんなオマエはキラキラしているはずだ。
さすがGACKTは表現がスマートで素敵ですよね。
この本はマジでお勧めなので是非読んで欲しいです。
その理由について書いた記事があるので是非読んでください。
私は”Fake it”を極めるために今回禁煙で実践していますが、GACKT氏も提唱しているとなると自信にも繋がりますし、禁煙に成功し卒煙できたらこれはマジ最強のマインドセットだと思ってちょっと嬉しい限りです。
まだまだ禁煙がはじまってまだ日が浅く、些細な油断から一気に今までの努力が崩れることも十分考えられます。
でも、どんなに吸いたいという衝動に駆られたり勧められたとしても「Fake it」の意識で理想の自分と対話することで諦めることなく、いかなる苦難をも乗り越えていけると信じ行動あるのみです。
禁煙日記 禁煙開始から1週間経過
無事最初の1週間を乗り切れました。
正直、途中何度も煙草を吸いたくなる場面がありましたが「Fake it」で理想の自分と対話し乗り越えてきました。
では、どんな時に吸いたくなるか?(なったか?)ここを押さえて改善できるものはしておいた方が良いですよね。
ちなみに私が吸いたいと思った瞬間をリストアップしてみました。
- PC作業(記事作成、資料作成、情報収拾等)を一気にやって脳に負担をかけた時
- 人とのコミュニケーションでストレスを感じた時
- トレードでポジションを持ったあとや、ポジションを決済(清算)したあと
- 朝起きた直後
- 食事の後
- お酒を飲んでいる時
- 人の喫煙している姿を見た時
これが全てではありませんが、私の場合は大体何かの区切りであったり、心身にストレスを感じた時が最も吸いたくなる傾向となっています。
こういった分析をすることで、いつ吸いたい気持ちに負けるか分かりませんから、煙草を吸いたくならないように対策を考え取り入れたりできるのでリスク回避としてやるのもお勧めです。
私がやってる対策は、禁酒と喫煙エリア付近には極力いかない、後はメントレにも繋がりますが瞑想するようにしています。
正直、まだ「禁煙なんかやめちゃおうかな。。。」って心でふと思ったりします。
そんな時、私はサラリーマン時代の勤めていた会社がM&Aで買収された出来事をよく思い出します。
はっきり言って地獄でした。
何も知識も経験もない状態から生き残りをかけたサバイバル。
毎日出向で赴任してきた上司から、ありえないほどの業務タスクが異常スケジュールで課せられ日時の進捗報告では必ず怒鳴られ罵倒されるわで自宅に帰るのは日が変わっているのは当たり前の生活。
このタスクが終われば一息つけると思った矢先に、新規のタスクが課せられた日々。。。
本気で逃げ出したいと当時は思っていました。仮に今、同じことをやれと言われたらゾッとします。心の底からもう2度とあんな思いしたくないと思っています。
ただ、今振り返るとその経験をしたおかげで、自分は成長できた部分もあると実感している部分もあり、それ位辛く苦しい壁にぶち当たり乗り越えれなければダメなのかもしれないなと思ってもいます。
そう「今 煙草を吸いたいのを我慢している この辛い苦しい気持ちって、良い経験だったな」ってサラリーマン時代に経験した地獄の日々同様に思えるんだよなって。。。
まだまだやれると自分を奮い立たせ、
今日も明日の理想の自分の背中を
追いかけ突き進んでいます!
禁煙日記 禁煙開始から2週間経過
禁煙を開始してから2週間も経過してくると、煙草を吸いたいと思う気持ちが徐々に薄れてきていることが実感できるようになり、徐々に「ここまで頑張ってきたんだから、このまま辞めよう」という気持ちが強くなってもきます。
ここからの注意点として、自分に言い聞かせて行くのは「禁煙いけるんじゃね?」とか「禁煙って思ったより簡単」と慢心してはいけないということ。
慢心すると今まで自分を戒めてきた理想の自分を軽視しはじめるリスクが生まれます。
こうなれば危険信号「たまに1本くらい吸っても影響ないよね」と禁煙を甘くみてしまい今まで積み上げてきた努力と一瞬のうちに崩しかねません。
これが、めちゃくちゃヤバイ!
例えば、最近また「元タレントの田代まさし氏」が、11/6に覚せい剤所持の現行犯で逮捕されました。

今回の逮捕で5回目とのこと。
田代容疑者は2014年に出所後、薬物依存症患者のリハビリ、更生施設「ダルク」のスタッフとして仕事をしていたり、色んな講演会などで薬物依存の怖さについてスピーチするなどして、もう2度と薬物には手を染めないと周囲が安心しきっている中での逮捕劇。正直信じきっていた周囲はショックを隠せないとコメントしてます。
覚せい剤と煙草は全く違うと思うかもしれません。確かに違います。
しかし、私が慢心してはいけないという本質が今回の田代容疑者の行動そのものです。人は一度やったことに対しての罪悪感のハードルはグッと下がっています。どんなに注意していても、どんなに時間が経過していようと初めてのときより躊躇いが無い分、簡単にやってしまうということを田代容疑者が教えてくれています。
一度、喫煙したことがある人は今まで喫煙経験がない人と違い、無意識レベルでの罪悪感のハードルは下がっているということを念頭に入れ、今日も頑張れた明日も頑張ろうという気持ちをずっと持ち続ける必要があると今は思います。
実際、1年間禁煙してたけど、禁煙に失敗してまた吸っていますという人も中にはいます。
田代容疑者の逮捕のニュースから教えられた感じがします。
禁煙完了の期間の目安なんかありません。
慢心は厳禁、常に謙虚な姿勢で1日1日を全力で取り組む姿勢が重要なんだと思い知らされました。
禁煙日記 禁煙開始から3週間経過
禁煙開始から3週間になると、吸いたくなるタイミングとかどういう環境にいるときに吸いたくなるとかある程度認識できてきました。
私の場合だと
- 外出から帰ってきて気が緩んだとき
- ちょっとできた隙間時間で気が緩んだとき
- 作業とかで脳に負担をかけた後
- 人とのコミュニケーションでストレスを感じた後
このようなタイミングで無性に煙草を吸いたいと今でも感じます。
そして、吸いたいと思った時は、何かおもむろに作業したり、筋トレしたりと何か別のことに没頭することで吸いたい気持ちから離れるようにしたり、瞑想して気持ちを落ち着かせるようにして乗り越えています。
上記にも触れましたが、慢心は厳禁と自分に言い聞かせるのは大事ですね。
慢心から人生を転落したという人は沢山います。
今回は投資界隈でそこそこ有名なKAZMAX氏で解説したいと思います。

KAZMAX氏は2018年にtwitterでビットコインの暴落を当てて一躍時の人となりTwitterのフォロワー数はまさにバブル相場のような急騰を見せていました。私もトレードを学び始めた2018年の4月頃からフォローして過去ツイートから参考にできることがないかと検証していましたが、正直エントリー根拠が三尊、逆三尊とフィボナッチだけだし決済根拠については何も触れていない、踏み上げられても自分はスイングなんでと訳わからんことツイートしていたことから参考するに値しないと感じましたし、その他、Twitter上でDisられた際のやりとりが私が想像しているトレーダーとしての振る舞いとかけ離れていたり、高級車とか腕時計など見せびらかせたりクラブでウェイウェイしていること自慢したりと、私的には一過性で利益を出せているだけで、いつ退場してもおかしくないトレーダーと判断。それから間も無く2018年の8月頃にKAZMAX氏はオンラインサロンを開設、月額3万円という価格であるのののボラティリティの高いビットコインFXだと1トレードで簡単にそれ以上の利益を出せることもあって、初回で集まったサロン生は約5,500人もいたとのこと!金額にしてざっと1.6億円!これを一撃で稼ぐなんて凄い人だと思います。
私はちょっと参加してみようかなと思いましたが、大きな疑問があり、その回答内容で決めようと思い問い合わせしてみました。
その疑問ですが、5,500人も人がいればPC初心者やトレード初心者も当然います。その人たちをどのように教育しトレーダーとして育てるには並大抵のことではありません。当然コンテンツの完成度も求められますがサポートも重要になってきます。その疑問についての回答が「自分でも最低限の事前学習はしてください」的な簡単な回答でしたので見送りました。
私もコミュニティを運営してますし、リアルで実際にPCやスマホの使い方など教えていますので、人に教えるということがどれほど大変なことなのかは理解しているつもりです。生徒さんが満足できる内容に努める気持ちが感じられなかった以上、KAZMAX氏から学ぶことは何も無いという判断をしました。
まあ、私は参加しませんでしたが、サロンは盛況で活動していたみたいですけど、徐々に不満も出始めたりと綻びも出始め、2018年年末には予想を10連続外すなどでサロンの人気はガタ落ち、最近では200名くらいまでサロン生が減少したとのことです。
KAZMAX氏には、1日も早く罪を償いサロン生はじめ応援して下さってる大勢の人へ謝罪と償いをしていただきたいですね。
2週連続で薬物ネタかよと感じた人もいるかもしれません(反省)
しかし、人は慢心することで脇が甘くなったり、ものごとを軽く見てしまうというのが痛いほど理解してもらえると思っています。ほんの些細な気の緩み、それが起因となって一気に足元を掬われ転落し今まで積み重ねてきた努力を無にしたり、最悪取り返しのつかないことにもならないのだということを常に意識する必要があることを痛感させられました。また謙虚な姿勢を崩さなければ禁煙は問題なくクリアできると確信も持てた1週間です。
ここを読んでも禁煙に失敗したあなたへ
今までの記事を読んでも自分に負けて禁煙に失敗してしまう人はいます。
その理由は簡単です。
本気で禁煙したいと思ってないから
たばこを吸うことが無意味だと理解できていないから
この言葉に尽きます。
でも別に悪いことではありません。
無理に禁煙するとストレスがたまるのでむしろやらない方が良いです。
それは私が実感しているのでよくわかります。
でも、たばこを吸う意味がないことを心から理解した時、
自然にストレスなく禁煙できます。
なので、禁煙に失敗しても自分はダメだと責めないでください。
まだ、たばこを吸うことが無意味だということを理解していないだけです。
たばこを吸うことが無意味だなと感じたら、またTRYすれば良いだけ。
頑張りましょう。
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