2008年に日本でiPhoneが誕生し、その翌年にdocomoでAndroidスマートフォン が発売されてから急激に普及した スマートフォン (スマホ)。
今では一人1台は当たり前の日用品になりつつあります。
普及を加速させた要因として考えられるのは、発売以降も常により便利により快適に様々な機能や新サービスの提供によるものだと感じています。
具体的には
ライン(LINE)をはじめ、フェイスブック(facebook)、インスタグラム( Instagram)ツイッター( twitter)などのSNS
ユーチューブ(YouTube)TikTokやTikTok (ティックトック)などの動画配信サービス
無料で手軽に遊べるゲームアプリ
グルメや最新ニュースの情報を簡単に入手できるアプリ
しかも、スマホ普及率は日本だけではありません。
世界的に驚くほどのスピードで普及してきています。
日本人だけでなく世界中の人々が生活に欠かせない便利なツールだと思われていることがわかりますね。
でも、実際にスマホを使いこなせてますか?
というと使いこなせている人はあまりいません。
実際に私も「使いこなせているのか?」と聞かれた場合
胸をはって「ハイ!」と言える自信がないのも事実。
それはなぜか?
便利な機能はたくさんあるけど実際には日々使う機能は限られているからです。
壁紙や着信音を毎日変える人はそうそういません。
大事なアドレスや写真などのデータも自動バックアップ設定をしていたら、
触る必要ないので操作方法を覚えておくのって難しいです。
正直私も「覚える必要は無いよね」と思っていますが、ここだけは押さえておかないと「ダメ」というのもあります。
この記事では、スマホを使いこなす意味で
「何を押さえておくべきなのか?」
この本質をお伝えしていきます。
自分の情報管理
スマホの暗証番号はキャッシュカードの暗証番号と同じくらい重要!

スマホに限ってではありませんが携帯電話を契約する時、必ず暗証番号を設定しているのですが、その暗証番号を「知らない」「忘れた」となっていませんか?
暗証番号は、普段使うことはまずありません。
使うとしたら携帯会社が提供しているサイトやアプリで料金プラン変更などの手続きをする際に求められたり、ゲームアプリ内での課金やショッピングアプリでキャリア決済をする時に求められる程度です。
「じゃあ、別に使わないなら必要ないじゃん」と思ったあなた!
その発想は危険です。
暗証番号の意味合いはなんでしょうか?
なぜ、わざわざ暗証番号を設定しているのでしょうか?
ここを理解する必要があります。
例えば、auで契約していた場合ですがスマホが見当たらなくなっても、おおよその位置を調べれる位置検索というサービスがあるのですが、位置検索をするには、暗証番号がわからないと実施できないルールとなっています。
なぜ暗証番号が分からないと実施できないか?
逆の発想で考えてみましょう。
もし、電話番号と携帯電話の利用者(契約者)など簡単な確認で位置検索ができたらどうでしょう?
契約者本人になりすますことができてしまいます。
その結果、携帯電話の位置を簡単に検索できてしまうことになるのです。
ストーカーさんは大喜びです。
それだと困りますよね?
位置情報はある意味とても大切な情報です。
それを開示するということは必ず契約者本人でなければいけないという観点から
契約者本人しか知り得ない暗証番号がわからないと実施できない基準になっている
ということなんですね。
暗証番号とは契約者本人、もしくは近しい家族しか知り得ない情報であり、
それを企業に提出することで身分を証明できる大切な番号なのです。
今、自分の携帯電話の暗証番号を即答できない人は、
契約している企業の最寄りのショップへ行って暗証番号を再設定をお勧めします。
色々なサービスのIDとパスワードは、鍵を管理するのとイコールです。


スマホで「あれをしたい」「これをしたい」でアプリをダウンロードしアカウント(IDとパスワード(PW))を作成したものの、そのアカウントをメモやスクリーンショットで保存していなかったが為に再度ログインを求められた時に「あれ、何だったっけ?」って、なっていませんか?
IDとPWは言うなれば、そのサービスの入り口のドアを開ける為の鍵と鍵穴
自宅の家のドアや金庫のドアを開ける時、鍵を鍵穴に入れてロックを解除しますよね。
そのサービスを使うにあたって登録された情報の持主かどうかを判断するIDとPWのどちらか一方でも分からないということは、自宅の鍵を忘れたのと同じくらい問題だと思いましょう。
でも、覚えるのって大変ですし、メモ帳などに手書きで記録するというのも時間の経過と共にメモ帳を紛失したりする危険や、
アルファベットのオー(O)と数字のゼロ(0)
アルファベットの小文字のキュー(q)と数字のキュー(9)の記録ミスなんかの
危険もあります。
そこで、私がお勧めするとっておきの管理方法をご紹介します。
参考になれば幸いです。
画面ロックは必須です

自分はスマホを落とさないとかスマホをすぐ使いたい気持ちから、画面ロックを未設定をしていませんか?
今やスマホは個人情報の宝の山。
電話番号やメールアドレスはじめ、写真、LINEやTwitterやfacebookなどのSNSの情報。
その他、キャリア決済はじめpaypayやLINEPAYなどのスマホ決済サービスなんかも悪用されるリスクがあります。
何かあってからでは遅いのです。
多少の手間は惜しまず、もしもの時に備え必ず画面ロックは設定しましょう。
モバイルデータ通信とWi-Fiの違い
スマホのインターネットは2種類あります。
契約時のデータ通信契約「モバイルデータ通信」と自宅などのインターネット回線の「Wi-Fi」通信をする方法です。


この2つのインターネットの接続方法の大きな違いは「料金」「通信速度」「セキュリティ」の3つあります。
料金の違い
まずは料金についてですが、モバイルデータ通信でのインターネットであれば、当然スマホの契約プランによって請求金額がステップアップしたり、データ通信制限でインターネットの速度が制限される場合があるので注意が必要です。
一方で、Wi-Fiはすでにあるインターネット環境の電波を利用して通信を行うので料金が発生する心配が全くありません。
通信速度の違い
通信速度はモバイルデータ通信よりもWi-Fiのほうが高速で安定してします。YouTubeなどの動画視聴やゲームなどはWi-Fi環境に絞って利用するのが私のお勧めです。
セキュリティの違い
セキュリティの安全性では、断然モバイルデータ通信の方が安全です。
理由は簡単、Wi-FiはネットワークのSSIDとパスワードを知っている複数の人が共有して利用できます。
自宅ではパスワードを知っている人が家族に限られているのでハッキングされるリスクはありませんが、会社やホテルなど自分が知らない人もWi-Fiを利用できる環境下だといくらSSIDとパスワードしか知らない人以外使えないとしても、その中に悪いことをする人がいないとも限りません。
そういったWi-Fi環境下でのメールチェックやネットバンキングへのアクセスなどは細心の注意を払い利用しましょう。
Free Wi-Fiの怖さ
スマホの普及に伴い、ファミレスやショッピングセンターなど多くのところで「Free Wi-Fi(フリー Wi-Fi)のサービスが利用できるようになっています。

通信料のことを考えれば、嬉しい限りです。
しかし、セキュリティの観点から見た場合、Free Wi-Fiの環境ほど個人情報が狙われるリスクが高いということを理解すべきです。
理由は上記同様「悪いことをする人がいないとは限らない」という点です。
私はFree Wi-Fiは絶対利用しませんし、お勧めもしません。
しかし、どうしても止むを得ず利用しなければいけない場合は、事前に2段階認証を設定していたり、ブラウザはシークレットモードで利用したりしてより細心の注意を払う必要があります。
これはある程度の知識と設定できるスキルが求められるので、自分で設定できない場合は自分で操作できるようになるまでやらないようにしましょう。
サポートを上手く利用しよう
最初からスマホを使いこなせる人なんかいません。
メーカー、機種、OSのバージョンによって、アプリの表示方法が変わっていたり、操作方法が変わっているのは当たり前。
できない時、分からない時は、携帯会社やアプリの提供企業に問い合わせして解決していきましょう。
かといって、なんでもかんでも購入したショップや携帯会社に問い合わせすれば良いという訳ではありません。
ここでは、どこに問い合わせすれば良いか?
その判断基準について説明していきたいと思います。
スマホの基本的操作について
マナーモードの設定や携帯キャリアのE-mailやSMSの使い方、Wi-Fiの接続方法なんかは、携帯会社のショップやお客様センターに問い合わせすると解決できます。
一般的に対応してくれる内容は以下です。
- 初期設定
- キャリアアカウント(SoftBank ID、auID、docomo ID)の作成・変更
- アプリのダウンロード
- データのバックアップ及び復元
- マナーモード、着信音、伝言メモ、壁紙変更などの端末の操作方法
- Wi-Fiの接続方法(注:モデムorルーターのSSIDとPWは事前に用意する必要あり)
- キャリアで提供しているサービス
スマホメーカー提供のアプリや機能の問い合わせ先
海外メーカーに目立ちますが一部のメーカーでは、独自にサービスを提供しているものがあります。
初期設定などは購入した携帯会社のショップやお客様センターで対応してくれますが、実際の使用方法やトラブル解決のサポートとなるとメーカーに問い合わせすることで解決できますと誘導されることが多いです。
そういった場合は、メーカーへ問い合わせしましょう。
代表的な問い合わせ先URL集
googleやLINEなどプレインストールされているアプリについて
今では最初からアプリがインストールされている場合も多く、基本的な初期設定は携帯会社のショップやお客様センターでも対応してくれる場合があります。
しかし、原則としてサービス提供元に問い合わせするのが一般的のようです。
代表的な問い合わせ先URL集
google お問い合わせ
(Chrome、YouTube、Gmail、google Play(PLAYストア)、ドライブ、ファミリーリンク等 google社が提供しているサービス)
Yahoo JAPAN ヘルプセンター
(Yahooへの問い合わせフォームはありませんので、サービスへの疑問やお問い合わせは各サービスのヘルプ及びお問い合わせフォームからする必要あります。)
自分でダウンロードしたアプリは、PLAYストアやAppleストアのデペロッパー(サービス提供元)から問い合わせしましょう
多くの人が利用しているアプリはアプリ内に問い合わせフォームが存在していますが、中にはヘルプページや問い合わせフォームがないアプリもあります。
そんなときは、アプリをダウンロードしたPLAYストアやAppleストアにあるアプリのデペロッパーを確認してみてください。Webサイトや問い合わせのメールアドレスが掲載されていますのでここから問い合わせしましょう。


中にはデペロッパーの情報がなく他のアプリを紹介しているだけのもありますが、他のアプリでWebサイトやメールアドレスを掲載している場合があるので根気よく探しましょう。



まとめ
スマホを使いこなす第一歩として、まずは自分のスマホの情報管理の徹底とインターネット接続、そして困った時のサポート窓口の3点をまず理解しておきましょう。
ここが出来てはじめて第一段階クリアです。
とはいっても、ここを理解してちゃんと出来るようになれば、あとは情報収拾さえすれば、スマホは日常生活をどんどん豊かにできるツールと化します。
しっかり使いこなせるようになりましょう!
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