動画撮影はスマホで十分 スマホで綺麗に撮影するコツ
YouTubeをはじめとする動画サイトにはじまり、今や企業のホームページやSNSまで動画コンテンツを掲載できることもあって動画が大人気。さらにスマートフォンの性能が年々高まり、動画をスマートフォンで作成してWEB上にアップするVlog系YouTuberも急増してきています。
とはいえ、なかなか動画を撮影したことが無い人にとっては、どうやったら綺麗に撮影できるかとかどうすれば自分の撮影した動画が快適に見てもらえるのか分からず不安がつのるばかり、、、
そこで今回はスマートフォンで動画を上手に撮影するコツと、クオリティをどれだけ高めることができるかを解説していきたいと思います。
撮影は「縦撮り」「横撮り」どっちが良いの?

スマートフォンを立てて縦に撮影するほうが良いのか?横に寝かせて横に撮影するほうが良いのか?迷いますよね。
これって結構重要なポイントです。
まずは、チェックしてみましょう。
・撮影した動画を誰に見てもらいたいのか?
・再生はどんなメディアプレーヤー or アプリなのか?
例えばインスタグラムやTik Tokにアップする場合は縦撮りが好ましいですし、Facebook、YouTube、TVでの再生でしたら横撮りがベストです。
ただ撮影する時に用途が決まっていない場合は、横撮りで撮影しておくと汎用性が高くなるのでお勧めします。その理由は縦向きの動画をPCやテレビで再生すると動画が小さくなることがあるからです。
とはいえスカイツリーのような縦長の建物を撮影したりする場合は縦長の方が収まりが良いので、なんでも横撮りにこだわらず縦撮りをした方が良い場合もありますのでそこらへんは臨機応変に好みで撮影して色々試すといいです。
そして動画を撮影するときは、撮りたい向きに固定してから録画ボタンを押しましょう。スマートフォンは、録画ボタンを押したときの向きで撮影されるようになっています。
解像度は使用目的によって使い分けるがコツ
スマートフォンによっては解像度の設定が可能となっています。ここで解像度の機能の注意点として撮影後に解像度を下げることはできるのですが上げることはできないというのがあります。
なので、解像度の設定が可能なスマホは撮影時に解像度を設定しましょう。主な解像度下記となります。
VGA:640×480
HD:1280×720
フルHD:1920×1080
高画質で美しいフルHDで撮影すると、データ量が非常に大きくなります。十分な保存容量があるかどうかも注意が必要です。撮影する前に確認しましょう。大容量のスマートフォンやクラウドを利用していて、容量に余裕がある場合は、解像度が高いもので撮影しておくと、後でテレビなどの大画面で再生しても、美しく観ることができます。
また、動画サイトなどにアップすることを目的としている場合は、VGAの解像度でも十分。また、動画サイトの多くはアップロードする際に動画がリサイズされて、小さくなってしまいますので、そこを考慮してHDで撮影して様子をみて、画質を落として良いならVGAを試してみるというように試してみましょう。
手ブレを防ぐコツ

手ブレはあとで見た時後悔してしまう初心者によくある失敗。
まず手ブレを防ぐ為には、縦撮りも横撮りも両手でしっかりとスマートフォンを持ちます。このとき左手でしっかり固定して、右手で左手の固定を支えつつ録画ボタンを操作するのが一般的です。また、このときのポイントとして脇をしっかり締めてカメラを固定するというのがあります。
簡単にいうと手を伸ばした状態だと体からスマホが離れてしまい安定感が失われ安定する腕に負担が掛かってしまいます。
なので自分の身体を三脚にする要領で、脇を閉めて腕を動かさないように固定することで安定感が生まれるので手ブレを防ぐことが出来ます。
また、どんなにしっかり固定していても少なからず手ブレは発生してしまいます。その場合、安いもので十分なので、スマートフォン用の三脚を使用してみるのも良いです。使い方は簡単で一般的な三脚と同じなので、慣れてきたりどうしても手ブレが気になるなら使用しましょう。
ピントが合わない時はフォーカス調整
フォーカス調整とは、カメラのピントを合わせることです。デフォルトの設定ではオートとなっていますが、シーンによって変更するとクオリティを上げることが出来ます。
オート:デフォルトの設定はオート。自動的に被写体にピントを合わせてくれます。被写体が動く場合や、被写体よりもカメラ側に物がある場合はピントが合わないこともあります。
マクロ:接写モード。小さな被写体や、被写体に近づいて撮影したい場合に使用します。
ロック:カメラのフォーカスをロック。動かない被写体などを撮影する際に使用します。
無限:風景写真や、被写体が遠くにある際に使うモード。近くの被写体にはピントが合わせにくいこともあります。
ちょうどよい明るさにするコツ
スマートフォンで動画を撮影すると肉眼で見え方より、けっこう暗くなっていることがあります。そこは何度か屋外で撮影して誤差を肌で感じ取っておいて実際に撮影する際は、その誤差を考慮したうえでやわらかくて均一な明かりの下で撮影するのがコツです。また光源はスマートフォンの後ろ側に置き、逆光にならないようにしましょう。
屋外なら、曇りの日に撮影すると見栄えがよい印象に。晴れた日の撮影は、日光のまぶしさと影を避けるために、日陰での撮影がおすすめです。
屋内は、特に暗く映りがち。照明を多くして、明るくして撮影しましょう。
また、カメラを窓の近くに置き、自然光も取り入れながら、蛍光灯も使うのがおすすめです。
また、窓際での撮影等はホワイトバランスの調整が必要になる場合があります。ホワイトバランスは、色味を調整することができます。屋外のみ・室内のみで撮影する際はオート設定のままで構いません。自然光と照明が混ざっている場合、オート設定ではどちらの光が当たっているのか判断されにくい場合があります。黄色くなってしまった場合などは、ホワイトバランスを調整してみましょう。
人物撮影はサイズを使い分けるがコツ
人物撮影は、サイズによって視聴者の受ける印象に変化がおこります。一般的にサイズは下記の4種に分けられ、それぞれ用途によって使い分けが行われています。
・フル(足先から頭までが入る)
・ウエストアップ(腰から上が入る)
・バストアップ(胸から上が入る)
・クローズアップ(頭に焦点を当てる)
まず、人物の話がメインの動画はバストアップで撮影しましょう。飽きないように途中でクローズアップを入れると少し印象が変わり、その人の内面に踏み込んだ動画になります。
また、全体から一人に焦点を当てたい場合は、全体を画面に入れてから、一人のフルショットにカットインして、バストアップかクローズアップと変化させていくとよりシュチュエーションがはっきりします。
小ネタとして、様々なサイズの素材を撮影しておき、背景もいろんな角度から撮影しておくと編集のときに役立つ場合が結構あるので、慣れてきたら試してみるのはお勧めです。
音声の質は視聴するかの重要なポイント
音声が聞き取れるかは、動画を見ている人が視聴を続けるかやめるかを左右する重要なポイントです。話の内容が聞き取れるように必ず気を付けましょう。
スマートフォンの性能は高まっていますが、内蔵マイクを使う場合、スマートフォンの近くで話すのを心がける必要があります。良い音質で撮影すれば、編集の手間も不要になります。また、屋外やにぎやかな場所で撮影する場合、雑音が入りやすいので外付けマイクを使用するのも良いです。まだまだ改善の余地はあると思うので、色々試してみると良いです。
パンやティルトで広大さを表現
パンとは、一連のショットでカメラを左から右、あるいは右から左に振る撮影技法のことを言い、左右に動かすパンに対して、上下にカメラを振ることをティルトと言います。横長や縦長の被写体のディテールを見せたい場合であったり、広大さの表現、視点の移動を表現したい時に使う技法です。
状況説明に役立つカメラワークですが、やりすぎるとチープになり、動画全体のリズムが崩れます。ここぞというときに、パンやティルトを取り入れるのが効果的です。
三脚を使用せずにパーンをする際は、カメラワークの自然さと手ブレに注意しましょう。脇を締めた両手でスマートフォンを持ったまま、身体ごとカメラを振りましょう。数秒だけ静止してからパーン、そして再び静止することが上手く魅せるポイントです。
アイテムやアプリで、クオリティアップ

スマートフォンは、一眼レフと違ってレンズを変更できませんが、外付けのレンズが販売されています。こういったアイテムを使うことで安価で手軽に動画の印象を変えることができます。また、自撮りランプ、外付けマイク、動画撮影アプリ、動画編集アプリなど、いろんなアイテムやアプリを活用することで、どんどん動画のクオリティを上げることが可能です。
旅行やレジャーの時に大活躍の自撮り棒も、アイディア次第では動画に利用できます。高アングルからの撮影、車の下やビルの隙間などの狭い場所の撮影、動物の目線で撮影など、いろんな変化が楽しめます。
まとめ
一般的にネットにあるスマートフォンで動画撮影するコツをまとめました。
スマホだと基本的に撮影後の修正は難しいことも多いため、撮影の段階からポイントを守ることが、クオリティが高い動画の秘訣に繋がります。
スマートフォンは日々進化しており、動画サイト向けや商業使用の動画にも十分なクオリティを出すことができます。ポイントを参考に、素人感の抜けた動画に是非チャレンジしてみてください。
また、より良い動画作成には経験が必要。特に、長い動画を一度で完璧に撮影することは、難易度が高いです。
無理に一発で仕上げようと思わず、こまめに短い動画を複数撮影して、編集アプリで繋いでいくことがリスクを抑えれるのでおすすめです。
最初から完璧なものや納得できるものはできません。
日々、試行錯誤の繰り返しで挑戦し続けましょう。
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