ここ最近では、キャリアメール という言葉をあまり使われなくなってきました。
というのも現在は、LINEやインスタグラムなどのアプリが普及し、友人と連絡を取る際に「メール」を使う人は少なくなってきているからです。
個人での連絡手段としてメールは使われなくなってきましたが、色んなサイトでのアカウント作成などでは、まだまだメールアドレス登録は必須。
今回は、 キャリアメール は使わない方が良い というテーマでフリーメール を使った方が良い理由について解説していきたいと思います。
まず、キャリアとは何か?ですが簡単に説明すると「ドコモ」「au」「ソフトバンク」そして「ワイモバイル」の4社の携帯会社のことを言います。
携帯会社では キャリアメール という携帯会社独自のドメインで使用できるメールサービスの提供があり、ドコモなら「@docomo.ne.jp」になります。
また、今は一部の格安スマホ(MVNO)でもメールサービスの提供があることが調査で確認できました。
この キャリアメール のサービスを使用するにあたり、当然メリット・デメリットがあるのですが、ここをしっかり理解し押さえていないと大切なメールを失ったり、様々なサイトにログインできなくなってしまうリスクも出てくるのでしっかり理解しましょう。
キャリアメール のメリット
キャリアメール のメリットですが、実はもうさすがに2019年の現在でキャリアメールを利用するメリットは全くないと言って良いレベルにまでなっています。
かろうじて「キャリアメールはキャリアメールに届きやすい」と「メール操作で困った際は携帯会社のショップやカスタマーセンターでサポートをしてもらえる」というメリットがある程度です。
元々キャリアメールはドコモ、au、ソフトバンクそれぞれキャリアメール外のメールをブロックすることが多かった歴史があります。
その大きな理由はキャリアメールが主流だった時代、パソコンやフリーメールアドレスから大量の迷惑メール(スパムメール)が送られてきていて、携帯会社は初期設定でブロックしていることが多かったからです。
この設定があったため、普及し始めたばかりのスマホ(iPhone)からのメールはPCからのメールと判断されてしまいブロックされることが多く、メールが届き難い問題から2016年くらいまではキャリアメールが重宝されていました。
当時(2016年くらいまで)は、スマホを持っている相手だとLINEで連絡を取り、ガラケーの人はキャリアメールを送る、というのが一般的な連絡手段でした。
しかし2019年現在、40歳以下のスマホの普及率は90%を超え、スマホでない4G回線のかんたんケータイでもLINEやメッセンジャーが使えるようになり、携帯電話やスマホでメールのやり取りをすることがほぼ皆無になり、キャリアメールの存在意義自体薄れてきているのが現状といえます。
キャリアメール のデメリット
ではキャリアメールにデメリットはあるのでしょうか?
デメリットに関してはそれ以外のメール(後述するフリーメール)と比べて極端に劣っている点はありませんが、二つ重大な欠点があります。
- キャリアを解約すると使えなくなる
- メールサーバーからダウンロードしたメールは端末保存なので端末が故障したら2度と見れなくなる
キャリアを解約すると使えなくなる
ドコモ、au、ソフトバンクのメールアドレスは、いずれも解約すると使えなくなります。
つまり「docomo.ne.jp」のメールアドレスを使い続けたければ、ずっとドコモを契約し続けないといけないのです。
これは大きな負担と言えます。
格安スマホ(MVNO)の参入に伴い、政府からも解約解除料金制度の撤廃を求められている状況で、我々ユーザーにとってはより良いサービスをより安価に利用したいというのが本音。
しかし、楽天モバイルなどの格安SIMなどに乗り換える(MNPする)とドコモを解約することになるのでドコモのキャリアメールが使えなくなるというのがルールとなっています。
※新しく取得するメールアドレスに転送することは可能です。
メールは端末保存なので端末が故障したら2度と見れなくなる
キャリアメールはサーバーからメールをダウンロードしたら、端末本体に保存されることになります。
仮に「携帯を紛失しました」や「故障して電源が入らなくなりました」となった場合、2度とメールを見ることができません。
また内部ストレージのメンテナンス等でスマホの設定を操作した結果、誤ってメールボックスのデータを消去してしまうリスクもあります。
※PCでもキャリアメールを見れるようWebメール登録や定期的にバックアップをしておけば大丈夫です。
キャリアメール もう必要ありません
携帯電話同士でメールの送受信をほとんど行わなくなった現代では、キャリアメールを利用する機会はほとんどありません。
2~3年くらい前までは親との連絡をキャリアメールで行っているという人も多いように思いましたが、3G回線のサービス終了が大手携帯会社でアナウンスされるようになり、2019年現在では60歳以上でもスマホの普及率は約75%となってきています。その結果、60歳以上でも大半がスマホや4Gの簡単ケータイでLINEを使用使用し連絡手段がシフトしつつあると言えます。
https://japanese.engadget.com/2018/11/15/au-3g-iphone-5s-lte-22-3/
キャリアメール でなければ登録出来ないものもほぼ皆無
5年前くらいまでは「キャリアメールでなければ登録、申込み出来ないサイト」がよくありましたが、最近はそれも皆無ですね。
全然見たことがありません。
そのためキャリアメールはもうほとんど利用する機会はないはずです。
ちなみに私はキャリアメールを既に使用していませんが、困ったことは一度もありません。
メールはフリーメールが断然お勧め
LINEが普及している現代でも、メールを利用する機会はあります。
その多くはサイトの登録や申込みで、ほぼ確実にメールアドレスの登録が必要となっていて本人確認のためにメール受信の確認が必要になっています。
一昔前はフリーメールで登録出来ないサイトも多かったですが、最近はさすがに見たことがありません。
フリーメールとは?
フリー、つまり無料で使えるメールアドレス及びメールアプリのことです。
Googleが開発、提供しているGmailとヤフーのYahooメールが一般的ですね。他にも無数にあります。
GmailやYahooメールは無料で使えますがパソコン、スマホにそれぞれアプリがあり、非常に便利です。
特にGmailは高機能で使いやすく、自動で迷惑メールを振り分けてくれたりもします。
現在会社用として使っている人も多く、私自身仕事でメインに使っています。
Gmailのアカウント作成についてはこちらを参照ください。
Gmailを登録してみよう
googleが提供するGメールはgoogleアカウントを登録することで使用できます。
こちらから登録出来ます。
googleアカウントを作成するには現在使っているメールアドレス(または電話番号)を登録する必要があります。
携帯のキャリアメールでもプロバイダのパソコンメールでも何でもいいので返信が出来るメールアドレスで登録しておいてください。
ちなみに一度登録してしまえばそれ以降のグーグルからのメールはGメールに届くので登録したメールアドレスは必要ありません。すぐに解約しても問題ないでしょう。
googleアカウントはメールだけでなく、youtubeのアップロードやクラウド上にデータを保存できるクラウドストレージサービスのグーグルドライブが利用出来たりと何かと便利です。
アカウントを持っていない人は登録しておきましょう。
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